文大統領「龍山移転予算に協力」 尹次期大統領「よい政策を継承」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.29 08:25
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領との会談で、大統領執務室移転問題について「正確な移転計画に基づく予算を綿密に見て協力する」と述べた。文大統領は「大統領執務室移転地域に対する判断は次期政府がすることだと考える」とし、このように述べたと、会談に同席した尹次期大統領側の張済元(チャン・ジェウォン)秘書室長が伝えた。
張室長は青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)での会談後、ソウル通義洞(トンウィドン)大統領職引き継ぎ委員会の記者室で会見し、「個人的には、実務的に移転の時期や内容などを双方が互いに共有して大統領が協力するという言葉として理解した」と述べた。協力を約束した文大統領の答弁は、青瓦台がこれまで執務室移転計画に対して見せてきた否定的な雰囲気とは異なるものだ。5月10日の尹次期大統領の大統領就任式前に執務室が移転される可能性については「時期にまで可能だ、可能でないという言葉はなかった」と伝えた。会談に同席した兪英民(ユ・ヨンミン)大統領秘書室長が執務室移転問題を取り上げると、尹次期大統領は「移そうという趣旨があり、前政権、その前の政権、文民政権の当時から青瓦台時代を終えて国民と共にする時代を開くと述べてきたが、現実的な困難のためにできなかった。今回、私は必ずこれを成し遂げたい」と述べたと、張室長は伝えた。