【コラム】4強外交、政治家より外交専門家の重用を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.21 11:34
いろいろと問題も多かった第20代大統領選挙はもう歴史の1ページになった。大詰めで劇的な一本化の風が吹き尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補が「新赤壁の戦い」で勝利し、李在明(イ・ジェミョン)候補は「新楚漢志」のドラマを書くことはできなかった。僅差の0.73ポイント差だったが、選挙は1票だけ勝っても勝負が分かれるものだ。民心の前で口では承服しながら実際には慇懃無礼に不服を唱える陽奉陰違スタイルを見せればだれであれ激しい逆風に見舞われる可能性があることをわからなければならない。
5年ぶりの新旧権力交代期を迎え韓国では当分大統領選挙の後遺症でがたつくだろうが、急激に変わる国の外を同時によく見回さなければならない。米国と中国の覇権争いの渦中でウクライナ戦争を挑発したロシアまで加勢し国際政治のチェス盤が揺れ動いている。「地政学的地震」が近づいているのに身内の争いばかりやっているわけにはいかないのではないか。