中国全域で感染者急増3000万人封鎖…「香港市民の半分が感染」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.03.16 14:34
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡散が続く香港で、14日までに全体人口の約半数である358万人がすでに感染したと香港大医学院が推算した。研究チームの推算によると、実際の感染者は香港当局が公式発表した累積感染者74万8919人の約5倍になると香港明報が16日、報道した。研究チームは社会的距離確保措置が維持されるなら今回の拡散は5月中旬に感染者448万人、死亡者5102人を記録した後に消えると予想した。だが、気温が上昇し、若年層を中心に野外活動が増えれば拡散がさらに進む可能性も排除できないと懸念した。
「ゼロコロナ(動態清零)」政策を固く守っている中国の新型コロナ拡散も止まらない。中国保健当局である国家衛生健康委員会は16日、新規感染者1952人が発生したと発表した。前日の3602人に比べれば減ったものの、15日現在、中国13都市3000万人余りが封鎖状態だとAFP通信が伝えた。香港に隣接した人口1750万人の中国4大都市深セン市がすでに14日から1週間の封鎖に入った。都市封鎖で現地フォックスコンiPhone工場が稼働を停止し、アップルのサプライチェーン管理が非常事態に陥った。累積感染者が1万人を越えた吉林省は、省都である長春市を封鎖した。長春に本社を置いた中国自動車メーカー「一気(FAW)」グループは13日から長春の5つの自動車生産工場の操業を全面的に中断した。