「腹が空いたから」買った餃子1袋で集団殴打…中国「ゼロコロナ」で民心の怒り極点に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.04 15:45
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染者が1人発生するだけで地域全体を閉鎖する中国式の超強力防疫政策「ゼロコロナ」をめぐり中国内で不満が高まっている。封鎖された地域の住民が食料品不足で飢えを訴える一方、餃子1袋を買って家に戻る途中の男性が防疫要員に殴打される事態まで発生した。
3日(現地時間)、CNNによると、全面封鎖が13日間続いている人口1300万人都市の西安では、住民が微博を通じて飢えを訴えている。西安市防疫当局は、先月新型コロナ集団感染(クラスター)が発生したことを受けて、23日0時から住民に外出禁止令を出して都市を封鎖した。住民は封鎖初期には2日に一回は食料品購入のために外出できたが、先月27日からはこれさえも禁止された状況だ。
これに対して住民の間では「何も食べられなくて寝られないなんて今まで想像もできなかった」などの不満が出てきている。「西安の食料品難」というハッシュタグは3億8000万件以上閲覧されて全国的な公憤に発展している。先月31日にはある男性が餃子を買って家に戻る途中で防疫要員に暴行を受ける映像まで拡散し、問題になった。