【コラム】フェイクニュースを探し出すという韓国統一部(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.22 15:48
韓国統一部が今年予算2億ウォン(約1900億円)を投じて北朝鮮に関連したフェイクニュースの選別作業を始める。専門機関に依託し、程度が深刻な虚偽・操作情報や歪曲(わいきょく)情報をモニタリングする事業という。数多くニュースのうち、あえて「北朝鮮関連」を特定して韓国政府がニュース鑑別師として立ち向かう理由は何か。北朝鮮に関連し、虚偽・歪曲が蔓延して国民の税金を投じなければならないほど深刻な状況だというのか、それとも今年2億ウォンから始めて今後予算を徐々に増やそうという考えなのか。
事実、統一部はこれまで北朝鮮報道や北朝鮮に関連した政府対応に対する報道を巡り、積極的に、時には攻撃的に反応してきた。今でも統一部のウェブサイトに入れば殺伐としている。「事実はこうです」コーナーにはマスコミの報道に反論したり否定したりする発表が画面いっぱいに並ぶ。それでも統一部がフェイクニュース探索のために予算まで組んだところをみると、これまで対応では足りないと感じたようだ。