「北朝鮮、ハッキングした暗号資産でミサイル挑発」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.07 11:06
北朝鮮が過去1年間に世界暗号資産取引所への攻撃を通して獲得した暗号資産(仮想通貨)を核・ミサイル技術開発のための主な収入源にしたという国連専門家の評価があった。ロイター通信は国連安全保障理事会傘下・北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが前日に提出した報告書の草案でこのように明らかにしたと5日(現地時間)報じた。
報告書は、北朝鮮が今年1月に9発の弾道ミサイル試験発射をして加速化を見せ、核・ミサイル開発に必要な有無形資源を主にサイバー手段で調達したと明らかにした。国連専門家パネルは報告書で「暗号資産に対するサイバー攻撃は北朝鮮の重要な収益源」とし、北朝鮮のハッカーが金融機関と暗号資産取引所をターゲットにしていると指摘した。続いて「ある加盟国によると、2020年から2021年半ばまで北朝鮮ハッカーが北米・欧州・アジアの少なくとも3カ所の暗号資産取引所で5000万ドル(約600億ウォン、約57億円)以上を盗んだ」と明らかにした。報告書は北朝鮮が昨年、暗号資産プラットホームに対して少なくとも7件のサイバー攻撃をし、4億ドルを奪取した、というサイバーセキュリティー企業チェイナリシスの最近の発表も引用した。