韓国政府「FOMCの結果、韓国の金融市場への影響は限定的」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.27 18:26
韓国政府は米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)定例会議の結果が今後韓国の金融市場に及ぼす影響は大きくないと予想した。
企画財政部の李億遠(イ・オクウォン)第1次官は27日のマクロ経済金融会議で、「昨夜の国際金融市場は全般的に限定的な変動性を見せ、韓国経済のファンダメンタルズ(基礎体力)も堅固に維持されている」としてこのように明らかにした。これに先立ちFRBは26日、2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)定例会議を終えた後に出した声明で、雇用状況改善と持続的なインフレを考慮し近く金利を引き上げるという方針を明らかにした。
李次官は「今回のFOMCの声明は概して市場予想と合致したが、今年の金利引き上げ回数が当初予想した3回より増える可能性を開いておいた発言などが多少タカ派的(通貨緊縮選好)と解釈される」と明らかにした。だが李次官は「FOMCの結果が今後韓国の金融市場に及ぼす影響は大きくない見通し。韓国政府は内外の金融市場状況を注視し、必要な時には関係機関とあらかじめ準備したコンティンジェンシープラン(非常計画)に基づいて市場安定措置を先制的に実施する」と明らかにした。