トンガのテコンドー国家代表「韓国、トンガ津波から目をそらさないで」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.18 18:03
「トンガは助けが切実です…」。
トンガのテコンドー国家代表ピタ・タウファトファ(38)が火山噴火と津波の被害を受けた祖国に向け一肌脱いだ。人口10万人の南太平洋の島国トンガでは15日に大規模海底火山噴火が発生した。首都ヌクアロファから北に65キロメートル離れたハアパイ島近くから噴き上げられた火山灰の範囲は直径300キロメートルに達した。火山灰のため現地は昼間でも夜のように暗い。噴火直後にトンガ当局は津波警報を発令した。高さ1.2メートルの津波がヌクアロファで観測された。
幸いタウファトファはオーストラリアのアデレードに滞在しており直接被害を受けてはいない。だがトンガとの通信が途絶えており家族との連絡がついていない。生死もわからない絶望的な状況だ。トンガと家族を助けるため東奔西走中のタウファトファとどうにか連絡が取れた。タウファトファは中央日報との書面インタビューで「私は危険な状況を免れたが、それは重要ではない。いまこの瞬間、私の使命はただひとつだ。手段や方法を問わずトンガの状況を全世界の人たちに知らせること」と話した。彼は「韓国をはじめとするアジアの国でも困難に陥ったトンガから目をそらさないでほしい」と訴えた。