バイデン政権がムチを手に…北朝鮮のミサイル挑発に初の金融制裁(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.14 08:41
◆米財務省、ミサイル開発用と疑われる品目明示
米財務省は彼らがミサイル開発に使用される鉄鋼合金、ソフトウェア、化学物質などを調達したという点を制裁の根拠に挙げた。こうした品目を具体的に明示し、「中国会社」や「ロシア会社」から調達したと言及した。これは北朝鮮制裁の裏口を開く中露に向けた直接的な警告の性格もある。実際、この日の制裁対象にはロシア企業(Parsec)と同社開発局長のロシア人1人(ロマン・アナトリビチ・アラル)も含まれた。
米国務省によると、ロシア在住の北朝鮮人オ・ヨンホは2016-21年にParsecのアラル局長と共に高強度・高耐熱性材料アラミド(商標名ケブラ)、航空潤滑油、ボールベアリング、精密ミリングマシン、ステンレス鋼管など弾道ミサイル製造に使用される複数の物品を調達した。アラル局長はオ・ヨンホに固体ロケット燃料混合物を製造する方法も伝えたと、国務省は明らかにした。