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韓国空軍の戦闘機「F-5E」また墜落、操縦士殉職…「命がけで乗らなくてはならない機種」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.12 07:56
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1970年代に開発された韓国空軍の老朽機種である戦闘機「F-5E」が墜落し、操縦士が死亡する事故がまた発生した。

空軍によると、11日午後1時44分ごろ、水原(スウォン)基地を離陸して上昇していた第10戦闘飛行団所属の戦闘機「F-5E」1機が急降下して墜落した。戦闘機は基地から西に約6キロ離れた京畿道華城市(キョンギド・ファソンシ)の山に墜落し、操縦していたシム大尉は緊急脱出ができず殉職した。

 


空軍関係者は「離陸後上昇した航空機の左右エンジン火災警告などが点灯した後、航空機機首が急降下した」とし「シム大尉は『緊急脱出(eject)』を2回コールしたが脱出できなかった」と明らかにした。

「F-5E/F」の機種は朴正熙(パク・チョンヒ)政府時代に導入が始まった老朽機種だ。空軍操縦士の間では緊急時に脱出をサポートする射出装置状態が他の機種に比べて不十分だと言われている。

実際、今回の事故までに、2000年以降墜落や衝突を起こした事故機だけで15機に達する。この過程で操縦士16人の命が奪われた。匿名を求めた操縦士は「淘汰されるべき機種を年限を延長しながら今も使用し続けている」とし「命がけで乗らなくてはならないが、誰が好んで乗るだろうか」と話した。

現在、空軍は約80機のF-5E/F戦闘機を運用している。空軍は韓国航空宇宙産業(KAI)が開発するKF-21戦闘機の導入予想時期である2026年以降に同機種を退役させる計画だ。峨山(アサン)政策研究院外交安保センターのヤン・ウク副研究委員は「すぐに淘汰させることが難しいなら、リース方式で中古F-16戦闘機などを導入する方案もある」とし「命を担保に任務を遂行するようなことは早く中断しなければならない」と話した。

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