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オステムインプラントの財務チーム長が1880億ウォン横領、歯科で大騒動に=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.04 06:59
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韓国のインプラント最大手であるオステムインプラントで1800億ウォン(約174億円)台の横領事件が起きた。上場企業としては過去最大の横領規模で、上場廃止の可能性まで議論される状況だ。同社で資金を管理していた財務管理チーム長(45)が横領容疑を受けている。チーム長は引き出した会社の資金の一部1400億ウォンで株式投資をしたことが明らかになった。

オステムインプラントは3日、このチーム長を業務上横領(特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反)容疑で告訴したと公示した。韓国取引所KOSDAQ市場本部はこれを受け上場適格性実質審査事由が発生したと判断しオステムの株式取引中断措置を下した。上場企業社員が自己資本の5%以上を横領・背任した事実が確認された場合、上場適格性実質審査対象に該当する。

 
チーム長は1880億ウォンの資金を横領したと推定される。これは同社の自己資本2047億ウォンの91.81%に達する。自己資本は大株主などが出資した資本と企業内部に蓄積した積立金・準備金などを加えた資本だ。簡単に言えば会社を設立するために投じた資金とこれまでの会社の稼ぎのうち貯めておいたに資金の95%ほどが1日で消えたという意味だ。

会社内外では波紋が大きくなっている。

ソウル・麻谷洞(マゴクドン)にあるオステムに勤務するある社員はこの日「財務担当者がこのように多額の資金を横領したという事実に衝撃を受けた。猫に魚を預けたようなものではないのか。財務を監視する組織はこれまで何をしていたのか」と声を高めた。

会社員匿名コミュニティの「ブラインド」で同社のある代理級社員は「組織構造上チーム長-室長-本部長-社長の(階層的)組織構造で、チーム長が横領したというのに室長・本部長・社長がだれもわからなかったというのが話になるか」と責任論を提起した。

最悪の場合には上場廃止の可能性が提起され、個人投資家の大規模被害が懸念される。オステムは時価総額が2兆ウォンを超える。同社のある営業社員は「オステム株式を買った取引先の歯科院長が大騷ぎしている。会社では『金融投資業界で(オステムの)上場廃止の話が出ている。どうなっているのか』という抗議の電話が鳴りやまない」と伝えた。

横領容疑を受けているチーム長は昨年半導体素材企業東進(トンジン)セミケムの株式を売買して注目を集めた個人投資家と同一人物と推定される。名前と一部身元情報が一致するためだ。

金融監督院によると、チーム長は昨年10月1日に東進セミケムの株式391万7431株(7.62%)を買い入れた。当時の時価で1430億ウォン相当だ。その後11月18日から12月20日まで6回にわたり336万7431株(約1112億ウォン)を売った。会社の資金を使って他社の株式を大量売買したとみられる。

チーム長は現在も東進セミケム株式55万株(1.07%)を保有しているものとみられる。一般投資家が1000億ウォン台の株式を取引したという事実が注目され、チーム長は証券業界で「坡州(パジュ)のスーパー個人投資家」と呼ばれた。金融監督院に申告されたチーム長の住民登録上の住所が京畿道坡州(キョンギド・パジュ)になっていたことからついたニックネームだ。

韓国取引所は2人が同一人物という前提で捜査を進めているという。チーム長はインプラントの競合企業であるD社から2018年にオステムに転職したという。

オステムの別の社員は「この2カ月間にチーム長の実名がスーパー投資家としてオンラインに飛び交っていたが会社ではだれも知らなかったというのが理解し難い」と話した。

オステムは今回の事件について「個人不正」という立場だ。会社側は「資金担当部長が残高証明書を偽造して公金を個人の銀行・株式口座に振り替えた事実を確認した。残高証明システムをマニュアル(手動)で調整する方法で犯罪を起こした」と話した。

同社はこうした内容を昨年12月30日に確認するとすぐに警察を通じて検察に告訴状を提出した。オステム関係者は「(チーム長に対する)令状が発給され次第すべての関連口座を凍結し横領金額を回収する計画」と話した。

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    2022.01.04 06:59
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    ソウル市江西区麻谷洞にあるオステムインプラントの新社屋。ムン・ヒチョル記者
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