歌手で俳優のパク・ユチョンさんと所属事務所代表の間の攻防が続く中で、所属事務所代表側の代表解任決議禁止仮処分申請を裁判所は受け入れなかった。

２８日、法曹界によると、ソウル東部地裁民事合議第２１部は所属事務所リシエロ代表Ａさんが今月２１日、「パク・ユチョン側が（私を）代表から解任させるために臨時株主総会を開こうとしている」として提起した解任決議禁止仮処分申請を棄却した。

Ａ代表側は２７日に開かれた尋問期日で「『やむを得ず代表を解任して新しい代表を立てる』という主張は損害賠償訴訟を瓦解させようとすることに他ならない」と主張した。

Ａ代表は最近、パク・ユチョンさんに約６億３０００万ウォン（約６０８５億円）の損害賠償を要求する訴訟も起こした状態だ。Ａ代表はパク・ユチョンさんの放送出演および芸能活動禁止仮処分申請を裁判所が認容したにもかかわらず、彼が個別活動を続けてきたと主張している。

Ａ代表はパク・ユチョンさんが３人グループＪＹＪで活動をしていた当時から彼と二人三脚でやってきた元マネジャーだ。専属契約後、長い間活動を支援してきたが、清算問題や二重契約疑惑などで葛藤が生じた。

裁判所は先月パク・ユチョンさんのマネジメントを委託されたイェスペラがパク・ユチョンさんに対して起こした放送出演・芸能活動禁止仮処分申請を認容した。イェスペラは所属事務所リシエロから、昨年から２０２４年まで独占的マネジメント権限を委任されたが、パク・ユチョンが契約に違反して第３の人物と接触して活動をしようとしたとし、仮処分を申請していた。