【社説】病床確保もできないまま「すべての感染者は在宅治療」とは…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.30 09:32
韓国では12月中旬に予想された新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の段階的日常回復(ウィズコロナ)第2段階が4週間保留となった。コロナから抜け出して日常に進もうとしたところ、オミクロン株ウイルスという思わぬ伏兵に出会ったためだ。今後4週間にわたって特別防疫対策が施行されるが、すべての患者の在宅治療原則など主要内容を細かく見てみると韓国政府の対応失敗の責任を国民に転嫁した部分が目につく。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨日の特別防疫点検会議で、最近のオミクロン株事態について「これまで危機を何度も越えてきたが、これまでとは次元が違うまた別の分岐点にぶつかった」と述べた。今月1日から4週間の日常回復第1段階の渦中に感染者が急増し、重篤患者と死亡者が最大値を記録した状況で、感染力が5倍以上と言われているオミクロン株まで拡大し始めたことを受けて、政府が危機状況を認めた。