南アフリカの医師「オミクロン株、深刻な疲労症状…味覚喪失はない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.29 07:59
アフリカでデルタ株よりも感染力が強いと推定されている新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)新型変異株(B.1.1.529)ウイルス「オミクロン株」の発見により、韓国をはじめとする世界各国が水際対策を強化している。韓国中央防疫対策本部は28日午前0時から南アフリカ8カ国から来る外国人を入国禁止したことに続き、今後の推移により入国制限国家を拡大する方案を検討することにした。オミクロン株はどれくらい危険なのか。
専門家がオミクロン株の感染力が高いとみているのはスパイク(突起)タンパク質で確認された突然変異が多いためだ。オミクロン株のスパイクタンパク質からはデルタ株の2倍を越える32の突然変異が確認された。通常コロナウイルスは突き出たスパイクを人体の細胞に結合して感染を引き起こすが、この部位に突然変異が多い場合、抗体を避けて体内に入り込む可能性が高くなり伝染力が強くなる場合がある。特に受容体結合ドメイン(RBD、ウイルスが宿主の細胞受容体と結合する領域)でデルタ株の突然変異が2~3だったのに比べて、オミクロン株は15あることが分かった。ただし、一部では突然変異があまりにも頻繁に繰り返した場合、ウイルスの適応力が低下するため、デルタ株よりも感染力は弱いかもしれないという主張もある。