【時論】新型コロナ医療現場の叫びが聞こえないのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.24 11:15
新型コロナウイルス感染者が連日3000人を上回っている。1日から始まった段階的日常回復(ウィズコロナ)第1段階で感染者が急増しており医療陣の疲労度は極に達した。一例として筆者が働く新型コロナ拠点専従病院は呼吸器内科、感染内科、外科、消化器内科、応急医学科、重患者専従医など専門医10人余りが新型コロナ診療を担当してきた。最近医師1人が辞職し、別の1人が産休に入ったが、欠員を補充できずにいる。
京畿道南楊州(キョンギド・ナムヤンジュ)にある私たちのような中小病院の看護士不足はあまりに長引いている。最近は経験のある看護士がさらに不足しており、特に重患者を看護する人材が足りなくても適時に補充するのはかなり難しい。これに伴う疲労の蓄積は深刻だ。
現場で見ればいくつかの問題が肌で感じられる。まず在宅治療者管理方式を改善しなければならない。ある患者は在宅治療中に死亡したり突然症状が悪化して重症患者室に入院する。在宅隔離前に医師の診察と基本検査が必要だが無視されている。在宅隔離期間中1日2~3回の電話相談だけ受ける。