サムスン電子副会長、モデルナ・ベライゾン経営陣とリレー会談…未来事業に弾み
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.19 15:43
米国出張中のサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長がバイオ企業モデルナと移動通信企業ベライゾンの最高経営陣と会って協力方案を議論した。バイオと次世代移動通信は李副会長が集中しているサムスンの未来成長事業で、これまでの構想を具体化するための動きではないかという観測が出ている。
18日、サムスン電子は李副会長が16日と17日(以下、現地時間)、モデルナとベライゾンの経営陣に会ったと明らかにした。李副会長は17日、米国ニュージャージー州のベライゾン本社を訪問してハンス・ベストベリ最高経営責任者(CEO)ら経営陣と次世代移動通信分野の協力について議論した。サムスン電子はベライゾンと2018年から協力関係を構築してきており、昨年結んだ契約により7兆9000億ウォン(約7630億円)規模の5世代(5G)移動通信装備を含むネットワークソリューションを供給することにした。韓国の通信装備の単一輸出契約では歴代最大規模だ。李副会長とベストベリCEOは2010年スペインMWC(モバイル・ワールド・コングレス)で各自サムスン電子とスウェーデン通信企業エリクソンの代表として出席したことを契機に10年以上親交を深めてきたという。李副会長はサムスンの5Gサービス強化のために専門担当組織を構成し、研究開発支援などに直接関わるだけでなく、グローバル情報通信技術(ICT)業界のリーダーと交流して5G通信装備営業を支援してきたといわれている。