「中国の注文謝絶」米国側に立った台湾の半導体企業、サムスン電子の選択は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.15 18:01
世界1位のファウンドリー(半導体委託生産)企業である台湾のTSMCが中国の顧客企業との取引を中断すると明らかにした。12日にバイデン米国大統領が世界の半導体関連企業19社の最高経営責任者(CEO)とオンライン会議をしながら「半導体ヘゲモニー奪還」を宣言してから2日ぶりに米国側に立つ姿を見せた。インテルの車載半導体進出宣言に続きTSMCまで「バイデンの要請」に前向きなメッセージを出し、サムスン電子の負担が大きくなるだろうとの見通しが出ている。
◇TSMC、米国の制裁に参加…中国企業の注文拒絶
15日の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは消息筋の話として、TSMCが中国のコンピュータ中央処理装置(CPU)設計企業の飛騰の半導体生産注文をこれ以上受けないことにしたと報道した。スーパーコンピュータ関連企業である飛騰は独自の生産設備がなく、TSMCとの協力が途絶えれば事実上存廃の危機に置かれる恐れがある。