「サムスンも順番待ち」 半導体のスーパーサイクルを鍵握る「スーパー乙」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.25 10:12
サムスン電子や台湾TSMCなど大型半導体メーカーが大規模な投資を予告している中で、世界で唯一、極端紫外線(EUV)露光装置を作っているオランダのASMLが注目を浴びている。世界1、2位半導体メーカーが互いに「装置を作ってほしい」と順番を待っていることから、ASMLが半導体「スーパーサイクルの鍵」を握っているという評価がある。
ASMLのEUV露光装備は半導体露光工程(写真を撮るように半導体原版であるウェハーに回路を刻む作業)に必要だ。光の波長が短ければウェハーに半導体回路を細かく描けるが、ASMLの装備は従来の193ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)の14分の1水準である極端紫外線を使うため、より精巧な作業が可能だ。このような点で5ナノメートル以下の半導体超微細工程における核心装置に挙げられている。