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駐英北朝鮮大使、文大統領出席のCOP26会議場で入場制止

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.02 07:51
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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が参加している英グラスゴー国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)で、駐英国北朝鮮大使が各国首脳が入っている会議場に入場しようとしたところ制止されるという事態があった。

チェ・イル駐英北朝鮮大使は1日(現地時間)、スコットランド・グラスゴーのスコティッシュ・イベント・キャンパス(SEC)で開かれたCOP26特別首脳会議場の前で警備員に止められた。すると、チェ大使側はどこかに電話をかけて状況を説明した。

 
チェ大使は結局、なんとか会議場に入場し、英語で北朝鮮(Democratic Peaople’s Republic of Korea)と表記された席に座った。文大統領の席のすぐ前だった。

チェ大使はこの日、文大統領を含む各国首脳の演説を聞いた。しかし文大統領をはじめ韓国側との接触は確認されなかった。チェ大使は会議場の入場過程で韓国メディアに「討論しにきた」と話した。韓米関係者との接触の可能性については「ノーコメント」と語った。

この日、チェ大使が会議場にすぐに入場できなかったのは、首脳の代わりに首脳会議に出席するための出入証を所持していなかったためと推定される。代理出席のためには事前に発行された特別出入証が必要だ。

韓国外交部によると、北朝鮮はCOP26が開催される前に公式プラットホーム行事に代表団の登録を終えた。実際、会議場の中には北朝鮮代表団の別の座席が配置されていた。

韓国政府関係者はこの日、「北朝鮮も国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)当事国であり、COP26出席は全く異例でない」とし「ただ、駐英大使が会議場にすぐに入ることができなかったのは、首脳出席会議の代理出席者を特定する過程などで発生した錯誤のためかもしれない」と伝えた。

北朝鮮は政治的に国際社会で孤立しているが、気候変動に関しては相対的に積極的な立場を表してきた。北朝鮮は1994年12月にUNFCCCに加盟したのに続き、京都議定書(2005年)とパリ気候変動協定(2016年)にも参加した。主要環境関連会議には平壌(ピョンヤン)から高官級を派遣し、2017年6月に当時のトランプ米大統領がパリ協定を脱退すると「自分だけ良い暮らしをするという利己主義の極限状態」と批判した。

北朝鮮が環境問題に関心を向けるのは金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の意志とも関係がある。金委員長は9月の労働党政治局拡大会議で「世界的に災害性の気象現象が深刻になっていて、わが国にも危険が近づいている状況」とし、干ばつや洪水などの対策を中心課題として提示した。

外交関係者の間では、環境問題に積極的に高官級を派遣してきた北朝鮮が今回のCOP26に駐英大使を送った背景について「コロナで国境を封鎖し、平壌から担当者を送ることができなかったため」という声も出ている。この日の会議に出席したチェ大使はロンドンで勤務している。英国は南北ともに国交を結んでいる国だ。

情報当局などによると、コロナ拡大以降に北京に派遣された李竜男(イ・リョンナム)駐中北朝鮮大使を除いて北朝鮮から海外に出国したケースは事実上一度もない状況だ。北朝鮮への入国の場合、前任の池在竜(チ・ジェリョン)前駐中大使が北朝鮮に戻れずにいるほどコロナの流入を防ぐ厳格な封鎖が行われている。

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