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韓国、新型コロナワクチン接種率70%…日常回復だけが残った(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.25 11:04
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新型コロナウイルスワクチン接種完了率が23日午後で全人口の70%を超えた。2月26日に接種を始めてから239日ぶりだ。70%は当初韓国政府が集団免疫達成に向けた目標としていた数値だ。

新型コロナウイルス予防接種対応推進団が24日に明らかにしたところによると、前日午後2時基準でワクチン接種完了率は昨年末基準で5134万9116人の全人口の70%を超えた。23日だけで33万2557人が2回目の接種を終え、24日午前0時基準で接種完了率は70.1%と集計された。

 
韓国政府もこれに伴い、段階的日常回復(ウィズコロナ)への転換を推進できるようになった。ウィズコロナは既存の感染者減少中心の防疫体系を、重症患者・致命率の減少側に転換するものだ。現在もデルタ株の感染速度が速く、集団免疫に達したと言うのは難しい。ただ感染しても重症化や死亡のリスクは低くできる。新型コロナウイルスをそれほど危険ではない疾病として管理できるという意味だ。

韓国政府は25日にウィズコロナ施行案の草案を公開する。ウィズコロナへの転換は早ければ1日から可能だ。韓国政府はソフトランディングに向け18日からの2週間に私的な会合の制限と営業時間規制を一部緩和した。ウィズコロナへの転換を目前にしたタイミングで専門家らは解決すべきさまざまな課題を指摘した。特に韓国より先に制限を解除したワクチン先進国で感染者と死亡者が一斉に大幅に増えた点を反面教師としてシステムを整備するよう助言した。

最も懸念される点は、韓国のワクチン未接種者が依然として1000万人近いという点だ。24日までに3598万人が接種を終えている。1500万人が残っているが、このうち500万人はすでに1回目の接種を終えている人たちだ。

◇冬季の感染者急増懸念「ブースター接種50歳以上に増やさなければ」

翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科のチョン・ギソク教授は「残った1000万人のうち18歳未満の小児と青少年を除けばワクチン拒否者は500万人。彼らを説得して接種率を引き上げなければならない」と主張した。特に60代以上の高齢層のうち接種を拒否している約126万人が重要だと付け加えた。

実際に防疫当局は最近の新型コロナウイルス死亡者のうちほとんどがワクチン未接種の高齢層だと説明した。24日午前0時基準で新規死亡者21人のうち未接種者は13人だった。1回接種者が5人、2回接種者が3人だ。死亡者の86%が未接種または接種未完了のケースだった。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科のキム・ウジュ教授は「接種拒否の理由はほとんどが異常反応への懸念のため。韓国政府が副反応の補償範囲を広げるなど積極的に出なければ彼らの考えを変えるのは難しい」と話した。

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