安いバッテリーを採用するテスラ・ベンツ、対応に悩む韓国バッテリー
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.29 09:03
K(韓国)バッテリー3社の計算が難しくなった。世界トップ電気自動車企業の米テスラが火をつけた。テスラは最近の投資説明会で、主力車種「モデル3」「モデルY」に従来のNCM(ニッケル・コバルト・マンガン)バッテリーの代わりに相対的に価格が低いLFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーを搭載すると宣言した。メルセデスベンツの親会社ダイムラーのオーラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)も26日(現地時間)、次世代電気自動車モデル「EQA」「EQB」に2024-25年からLFPバッテリーを搭載すると明らかにした。
テスラとベンツがLFPバッテリーに目を向けたのは「コスト競争力」のためだ。ニッケル・コバルト・マンガンなどの原材料を使用するNCMバッテリーより、リチウムとリン酸鉄を配合するLFPバッテリーの方が価格が安く、結果的に電気自動車の販売価格を抑えることができると判断したのだ。電気自動車の価格を引き下げるだけでなく、相対的に安いバッテリーを使用して競合車種と似た価格を維持すれば販売マージンも大きくなる。