「メルク、経口用コロナ治療薬の生産を他の製薬会社にも許容」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.28 08:46
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)に対する初の経口治療薬(飲み薬)を開発した米国製薬会社メルクが特許使用料なしで他の製薬会社にライセンスを提供し、複製薬の生産を認める予定だとAFP通信などが27日(現地時間)、伝えた。
報道によると、メルク・アンド・カンパニー(MSD)は国連「国際医薬品購入ファシリティ」傘下の「医薬品特許プール(MPP)」とコロナ治療薬の主成分である「モルヌピラビル」生産特許使用協定を締結した。MPPは低・中所得国家のための医薬品開発活動を行っている。この日MPPは「今回の協定を通じてモルヌピラビルを製造しようと考えている他の製薬会社にライセンスを提供し、複製薬の生産を許容する予定で、特許使用料も免除される」としながら「新型コロナと関連し、初めて行われた今回の自発的ライセンス契約が別の契約につながることを期待する」とした。AFP通信は「今回の協定が最終的に承認されれば、105カ国の中・低所得国家でモルヌピラビルをより幅広く使用することに寄与できる」と伝えた。複製薬は20ドル(約2280円)以下で販売される見通しだ。