【コラム】米中競争でサプライチェーン揺らぐ…通商戦略立て直さなくては(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.27 11:19
米国内6地域に3年間で116兆ウォン規模の投資を推進する台湾の半導体メーカーTSMCが7月にドイツにも投資の意向を明らかにした。9月にはインテルが今後10年間に欧州内8カ所の工場に113兆ウォンを投資する計画を発表した。バイデン米大統領の半導体サプライチェーン再編政策に対応して欧州連合(EU)が半導体生態系を再建できるか注目される。
バイデン大統領が就任直後の2月に大統領令で半導体、電気自動車バッテリー、医薬品、レアアースの4つの核心戦略産業のサプライチェーンリスクに対する対策作りを指示した後、これら産業だけでなく先端技術産業分野でグローバルサプライチェーンが急速に再編されている。経済戦争を行う米国と中国だけでなく、EU、日本、韓国、台湾などを中心にサプライチェーンが地域化・多角化の兆しを見せる。特に主要5カ国を通じた未来通信インフラ、人工知能、量子コンピュータ、自動運転車など、産業地形を根本的に変える革新技術の基盤となる半導体産業は莫大な補助金を掲げた先進国の露骨な産業政策の角逐場になった。再び韓国の産業と経済は変曲点となる挑戦と機会に直面した。