【盧泰愚元大統領死去】体の弱い少年からソウル五輪開催まで(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.26 17:56
「私は一時代の責任を負ったが敵を作りはしなかったと考える。国政の責任を負う者として心の姿勢というか哲学が『全てを耐えよう。ちょっとのことなら許そう。待とう』という信念で一貫してきた」(盧泰愚肉声回顧録より)。
故人は軟性のリーダーだった。本人自らもそのように評価されることを望んだ。彼は大統領在任時期を回顧しながら「日照りの時はいつ雨が降るかと夜に寝付けず窓を何度も開けてみた」と話したりした。「私に付いてこい」というのがリーダーの典型のように見なされた時期、故人は時代の先を行っていたとの評価もある。
◇体は弱かったが合唱部活動に熱中した幼年期