【社説】「国民の迷惑」になった民主労総、さらに切迫した労働改革=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.10.24 10:27
平日の20日午後2時、ソウルで民主労総が違法集会を強行した。この余波で都心の機能が2時間以上まひした。主宰側推定で2万7000人が西大門(ソデムン)駅交差点を出発し、ソウル市庁、乙支路(ウルチロ)などに移動した。警察は光化門(クァンファムン)に車壁を設置したが違法デモを事実上傍観した。全国14地域で行われたこの日のストで学校給食と学童保育が打撃を受けた。
民主労総の違法集会はきのうやきょうのことではない。民主労総のヤン・ギョンス委員長は7月3日にソウル都心で全国労働者大会を主導した容疑で9月2日に拘束された。違法集会直後に新型コロナウイルス第4波が始まった。今回の集会はタイミングがさらに悪い。多くの国民が日常回復に向け「ウィズコロナ」を準備すべき敏感な時に集団感染リスクの懸念を拡大した。
新型コロナウイルスのパンデミックにより昨年だけで営業損失11兆ウォンが発生した自営業者は民主労総の自制を要求したが結局無視された。18日に全国113の大学では「民主労総の状況を考えないストが不平等な社会を作る」と批判する壁新聞まで貼られた。民主労総は壁新聞に込められた怒れる民心をまっすぐに読み取らなければならない。