コロナ、ストライキ…韓国GM「富平工場への投資を保留」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.06 13:58
韓国GMの労使が今年の賃金および団体交渉で激しく対立している。新型コロナなどで厳しい環境の中、労働組合が部分ストライキに入ると、使用者側は富平(プピョン)工場投資計画を保留すると宣言した。
韓国GMは6日、「次世代グローバル新製品の生産のために予定していた富平工場投資費用の執行を保留し、原点から見直す」と明らかにした。韓国GMは米国本社のグローバル車両開発計画に基づき、2023年の生産を目標に新規SUVを富平工場に配分した。そして富平工場の稼働率を高めるために来年から1億9000万ドル(約200億円)規模の投資を準備してきた。
韓国GM社側が投資撤回カードまで取り出したのは、新型コロナで今年上半期に流動性危機を迎えた中、賃金団体交渉まで難航して労働組合がストに入ったからだ。韓国GMの労使は7月末から20回ほど交渉したが、富平第2工場の新規物量配分と賃上げなどについて合意点を見いだせなかった。労働組合は使用者側が提示した隔年賃金交渉案に強く反発している。