韓国の高齢者貧困率、依然としてOECD最高水準
ⓒ 中央日報日本語版2021.10.12 15:29
韓国の老後所得保障支出は過去5年間に年平均10%ずつ増加したが、高齢者の貧困率は依然として経済協力開発機構(OECD)最高水準であることが分かった。
韓国開発研究院(KDI)公共経済研究部のイ・テソク研究委員が企画財政部「財政動向10月号」に寄稿した「老後所得保障体系革新のための中期財政運用方向」によると、65歳以上の高齢者の貧困率は43.4%(2018年基準)でOECD平均(15.7%)の約3倍にのぼり、OECD加盟国のうち最高水準だった。また、全体高齢者のうち老後の準備ができている人は約50%にとどまり、特に一人暮らしの高齢者の場合は3人に1人にすぎなかった。