【社説】ワクチン接種でOECD最下位、K防疫の惨憺たる現実=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.17 08:30
韓国で新型肺炎ワクチンの初めての接種は26日に行われる。世界の模範国家の集いである経済協力開発機構(OECD)加盟国37カ国の中で32カ国ではすでに接種が真っ最中だ。今までイスラエル国民の半分程度が、英国国民の4分の1程度がワクチンを打った。60歳以上で80%を上回る接種率を記録したイスラエルは急速に日常回復に近寄っている。商店街の営業制限がまもなく緩和されるという。英国では感染者の発生が急減している。接種率10%を超えた米国でも同じだ。ワクチン接種が早くから始まった国では高齢層への被害が著しく減った。韓国人はこのようなワクチン接種先進国を羨む視線で見守るしかない。
32カ国を除いた5カ国は韓国・日本・ニュージーランド・オーストラリア・コロンビアだ。日本は今日接種を始める。ニュージーランド・コロンビアは20日、オーストラリアは22日が開始日だ。37カ国の中で韓国が最下位ということだ。さらに、韓国では他のOECD加盟国とは違って初めての接種集団が高齢層と感染者を相手にする医療スタッフでない。65歳未満の療養病院入院患者と彼らをケアする医療関係者が対象だ。有効性と安全性の面で優れていることが立証されたファイザー・モデルナ製ワクチンの購入が遅れ、直ちに使えるのは高齢者に対する効果が疑わしいアストラゼネカのワクチンだけであるためだ。