突然首脳会談取り出した金与正氏…制裁緩和狙った「花見劫」との観測も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.27 08:06
北朝鮮が2007年に続き今回も民主党政権任期末に南北首脳会談のカードを持ち出した。南北関係改善と非核化交渉再開にオールインしている文在寅(ムン・ジェイン)政権を戦略的に活用する一種の「花見劫」(うまくいけば大きな利益を得られ、失敗しても損失はないという囲碁のルールのひとつ)だ。大統領選挙介入議論など6カ月も残っていない大統領選挙レースにも相当な波紋を呼び起こすものと予想される。
北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は25日の談話で「意義ある終戦が時を失わずに宣言されるのはもちろん、北南共同連絡事務所の再設置、北南首脳の対面のような関係改善の諸問題も建設的な論議を経て早いうちに解決されることができると思う」と明らかにした。昨年爆破した開城(ケソン)共同連絡事務所に対する謝罪や遺憾表明はなかった。