金与正の一言で半分に割れた大韓民国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.05 17:42
北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長の一言が韓国政府官庁と与党まで揺さぶっている。金副部長が1日に南北関係正常化を試みる韓国側に「韓米合同演習中断」を要求してから4日後に韓国国内では精製されていない異見が表出し混乱が加重される様相だ。与党「共に民主党」内部では60人ほどの議員が連判状を回して合同演習延期を要求したことに対し宋永吉(ソン・ヨンギル)代表がこれを一蹴するなど内紛の様相までみられる。
このままならば合同演習延期をめぐりどのような結論が導出されても内部対立という後遺症は避けられない状況だ。合同演習を予定通りに実施する場合、せっかくの南北関係進展の機会に水を差すという懸念が、演習が延期あるいは中断される場合には北朝鮮の脅威のため韓米連合準備態勢を点検する機会を自ら放棄したとの批判が出るものとみられる。