韓国政府、英国からはワクチン100万回分提供受けベトナムには100万回分無償支援
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.23 07:24
韓国政府が英国とワクチン交換(スワップ)を通じてファイザーのmRNA(メッセンジャーリボ核酸)新型コロナワクチン100万回分の提供を受ける。続いて来月にはほぼ同じ量のワクチンをベトナムに無償支援する計画だ。韓国が外国にワクチンを直接支援するのはこれが初めてだが、当局は「国内接種に支障のないラインで行う」と明らかにした。
汎政府ワクチン導入タスクフォース(TF、作業部会)は22日、英国政府とワクチン相互供与協定を締結したと発表した。TFは「英国からファイザーワクチン100万回分の供給を受けて、12月中に分割して返還する」と説明した。国連総会参加のために米国ニューヨークを訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は英国のボリス・ジョンソン首相との会談で「ワクチン交換を契機に韓英関係がより一層強固なものになることを願う」と述べた。これに先立って韓国政府はイスラエルやルーマニアとワクチン交換を行い、米国からは寄付を受けた。
韓国政府はワクチンの供与を受けて未接種者や50代、18~49歳の2次接種などに使用する予定だ。現在、韓国では1次接種率は70%を超えたが2次接種率は40%台にとどまっている。最近18~49歳の接種が行われているところだが、ワクチン物量が不安定でファイザー・モデルナのワクチンの接種間隔を6週間に広げた状態だ。