文大統領、最後の国連総会でまた「終戦宣言」言及…北朝鮮の挑発には触れず(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.22 08:11
任期を7カ月余り残した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が最後の国連総会演説でまた「終戦宣言」を持ち出した。
文大統領は21日(現地時間)、米ニューヨークで開催された第76回国連総会の基調演説で「終戦宣言こそが韓半島(朝鮮半島)で和解と協力の新しい秩序を築く重要な出発点になるはず」とし「韓米朝3者または韓米中朝4者が集まって、韓半島での戦争が終了したことを共に宣言することを提案する」と述べた。
終戦宣言は文大統領が構想した「韓半島平和プロセス」で非核化交渉の入口として提示したカード。2018年4月の最初の南北首脳会談では「年内の終戦宣言」を明示した。しかし文大統領の構想は「先に非核化、その後に終戦宣言」という米国の原則と衝突して実現せず、結局、2019年2月の米朝間「ハノイ・ノーディール」以降は北朝鮮の対話基調までがストップした。