韓国パッシング? 米国務長官、来週のアジア歴訪から韓国外す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.23 06:44
米国のマイク・ポンペオ国務長官の招待を受けて康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が訪米する予定だと韓国外交部が22日、明らかにした。
外交部は康長官が21日と22日の2日間、ポンペオ長官と2回電話会談を行い、「康長官が近く米国を訪問してポンペオ長官と会談し、韓半島(朝鮮半島)や地域、グローバル問題に対する戦略的疎通を続けていくことにした」と明らかにした。また「兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商交渉本部長が出馬した世界貿易機関(WTO))次期事務局長選に関連しても緊密に協議した」と説明した。
ポンペオ長官は当初、今月初めに日本に続いて7~8日に韓国を訪問する予定だったが白紙化した。これについて外交部は「米国が内部の避けられない事情でポンペオ長官が韓国に来ることができないと説明した」とし、ドナルド・トランプ大統領の新型コロナウイルス(新型肺炎)感染が背景であることを示唆した。当時、外交部は「延期」と表現していた。「早い期間内に再びポンペオ長官の訪韓が推進されることを期待する」としながらだ。米国務省も「数週後の10月中にアジア歴訪日程を再び組むために努力する」とし、年内訪韓について可能性を残していた。だが、この日の発表のように、康長官が訪米するというのは、ポンペオ長官の訪韓は「延期」ではなく事実上の「取り止め」になったという意味でみなくてはならない。また、今回もポンペオ長官が25~30日にインド、スリランカ、モルディブ、インドネシアなどアジアを訪れることにしながらも韓国は含めなかった。