【コラム】大韓民国司法に向けたチョ・グク家の無謀な挑戦(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.01 13:03
チョ・グク元長官一家にとって今年の8月は残忍な季節だ。チョン・ギョンシム教授が懲役4年、チョ元長官の弟もやはり控訴審で懲役3年を宣告され法廷拘束された。娘は釜山(プサン)大学医学専門大学院合格取り消し予定の処分を受けた。左派陣営はチョ元長官一家に被害者コスプレを超え殉教者コスプレまで展開している。「頭の悪い保守判事と検事らが司法改革・検察改革に恨みを抱いて家族全員を人質とみなして残忍な司法暴力を振り回している」というものだ。
しかし検察側は、刑量は過度でないという立場だ。「淑明女子高校双子姉妹と崔順実(チェ・スンシル)の梨花(イファ)女子大学入試不正も3年の実刑が出された」ということだ。「文在寅(ムン・ジェイン)政権で資本市場法違反は1年以上の実刑を宣告するよう量刑が強化された」という説明も忘れない。最近まで高裁部長判事を務めていた2人の弁護士は意見が違った。刑量が予想より高いという側だった。彼らは2年6月程度の実刑が宣告されるとみていた。入試不正だとしても内申成績や修能点数操作、試験用紙流出、採点者買収のように直接的で悪質な犯罪ではないためだ。多くの犯罪が入試の際に添付する表彰状やインターン経歴などスペック操作という点からだ。