韓経:発売遅れる韓国製第2号のコロナ治療薬
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.30 09:10
今年2月に発売されたセルトリオンの「レッキロナ」以降、韓国製の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)治療薬の脈が6カ月間途切れている。エンジケム生命科学が天然物由来の物質で臨床第2相に挑戦したが、効能の証明に成功することができなかった。
エンジケム生命科学は27日、「新型コロナによる肺炎患者を対象とした『EC-18』の臨床第2相試験で1次評価指標の統計的有意性を確認できなかった」と公表した。EC-18とは、鹿茸から抽出した成分を化学的に合成して作られた物質だ。好中球減少症などの治療薬として開発中だ。同社は昨年5月、国内の臨床第2相試験計画の承認を受け、コロナ患者63人を対象に臨床試験を行った。