韓経:新型コロナ後140兆ウォン放出したのに資金が回らない…最悪の資金循環悪化=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.16 09:33
新型コロナウイルス流行後に流動性は140兆ウォン(約12兆5234億円)増えたが実体経済に資金はまともに回らずにいる。新型コロナウイルスがいつ終息するのか見通しが立たず、企業と家計が投資と消費を減らし資金は金融圏だけでぐるぐる回っている。このため株式と不動産など資産価格は上昇するが実体経済は沈滞に陥る資産と実体経済の乖離現象が激しくなっている。
15日の韓国銀行によると、7月の市中通貨量(M2)は3094兆2000億ウォンで、韓国政府と韓国銀行が新型コロナウイルスに対応するために本格的に金融を放出する前の2月の2954兆6000億ウォンに比べ140兆ウォンほど増えた。M2がこのように大きくなったのは韓国銀行が基準金利を年1.25%から年0.50%に引き下げ、韓国銀行と政府が市中に資金供給を増やした結果だ。