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言論抑圧法を共助、韓国与党・政府・大統領府「沈黙のカルテル」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2021.08.20 11:33 Googleで中央日報を読み逃さない
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韓国与党の共に民主党は19日、韓国国会文化体育観光委員会(以下、文体委)全体会議で「言論抹殺、言論掌握」という野党の反発を突破し、言論仲裁及び被害救済等に関する法律(言論仲裁法)改正案を単独議決した。

国民の力は「会議するたびに条項が変わった。最低品質の悪法」〔李達坤(イ・ダルゴン)議員〕と反発したが、可決を阻止できなかった。

 
金起ヒョン(キム・ギヒョン)院内代表をはじめとする国民の力議員40人余りの集団抵抗の中で強行されたこの日の採決現場は、修羅場を彷彿させた。民主党所属の都鍾煥(ト・ジョンファン)文体委委員長は、会議開始2時間後の午後1時48分に「議論が空転している。票決の要請がある」とし、議決手続に突入した。

これに対し、国民の力議員が委員長席に集まり、「ここは北朝鮮か、平壌(ピョンヤン)なのか」〔金度邑(キム・ドウプ)議員〕、「言論の抹殺だ」〔崔炯斗(チェ・ヒョンドゥ)議員〕と声をあげたが、都委員長は押し通した。都委員長が「賛成の議員はご起立ください」と叫ぶと金宜謙(キム・ウィギョム)開かれた民主党議員が最初に起立・挙手して賛成の意思を示し、民主党議員も一斉に右手を挙げた。都委員長は「在席16人中、賛成9人で可決されたことを宣言する」とし、ガベルを叩いた。

この日午後、韓国新聞協会・寛勲クラブ・大韓言論人会・韓国記者協会・韓国新聞放送編集人協会・韓国記者協会・韓国インターネット新聞協会の国内メディア7団体は共同声明を出し、「言論にくつわを噛ませた違憲的立法の暴挙を糾弾する」とし「反民主的悪法に転落した言論仲裁法改正案を今からでも廃棄することを国会に要求する」とした。

言論仲裁法改正案が一気に常任委の関門を通過したのは、民主党の尹昊重(ユン・ホジュン)院内代表、金容民(キム・ヨンミン、メディアイノベーション特別委委員長)、パク・ジョン(文体委与党幹事)、金勝源(キム・スンウォン、メディア革新特別委副委員長)議員、開かれた民主党の金宜謙議員の「言論抑圧法5人衆」が決定的な役割をした。しかし、与党・政府・青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)内部の新派が沈黙のカルテルでフリーパスの道を開いたという見方が出ている。国民の力は「言論の自由の破壊の共犯」と批判した。

青瓦台の沈黙が代表的だ。大統領選候補時代の2017年、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はメディアの「崔順実(チェ・スンシル)ゲート」報道に「メディアの沈黙は国民のうめき声」と述べた。しかし、今回の議論について、青瓦台は沈黙ばかり繰り返した。同法案が文体委を通過した19日にも、青瓦台関係者は「国会で議論し、議決する事案」とだけ述べた。

◆青瓦台「我々とは無関係」文体部長官「議決してくださり感謝」

青瓦台の関係者は、中央日報の電話取材に「今回の件は、民主党が最初から全体を主導した」とし「None of my business(我々とは関係のないこと)」という表現まで用いた。しかし、文大統領と青瓦台のこのような態度については「強硬な親文(文在寅派閥)や党内の主導勢力に事実上の『OK』サインを出す無責任な行動」と批判が出ている。野党では「与党よりも卑怯なのは、沈黙する文大統領」〔河泰慶(ハ・テギョン)、国民の力議員〕との反応が出た。この日、採決直後、金承洙(キム・スンス)国民の力議員は「国境なき記者団のホームページには言論の自由を制約する国の首班の顔が出ている。もうすぐ文在寅大統領の顔が載るのではないと憂慮する」と述べた。

言論の主務部署となる文体部も傍観者的な態度だった。法案通過後、黄熙(ファン・ヒ)文体部長官は「議決してくださったことについて、深く感謝申し上げる」と述べた。しかし、昨年11月に文体委小委員会が開かれた時は文体部の立場は違った。当時、呉永雨(オ・ヨンウ)第1次官は、複数の言論仲裁法改正案について「言論の自由侵害の憂慮がある」と述べた。その後、強硬派の勢いが増すと態度が変わった。先月27日、小委員会で野党議員が「民主主義国家で言論の懲罰的損害賠償制度を規定した立法例があるのか」と問うと、呉次官は「多くない」と言うに留めた。昨年のような所信の発言はなかった。

宋永吉(ソン・ヨンギル)民主党代表の役割も欠かせない。懲罰的言論仲裁法の生産基地でありコントロールタワーは先月5月に発足した民主党のメディア革新特別委員会だが、特別委員会を発足させ、金容民(キム・ヨンミン)最高委員を委員長に座らせたのが宋代表だ。宋代表は各界でこの法案に批判が殺到する状況でも「言論の環境改善は必要」という形の原則的な回答をして避けて通った。小委員会で法案が強行処理された後の10日にも、「文体委で野党の意見を集めて調整されると考えている」と言うに留めた。

記者出身の民主党議員も沈黙を貫いている。民主党大統領選候補者の中には、東亜日報で21年間記者を務めた李洛淵(イ・ナギョン)前代表がいる。李洛淵候補は「記者出身としてメディア仲裁法の通過をどのように見るか」という問いに「メディアが産業として持続可能性を持たなければならないのと同時に、信頼を回復し、国民の愛を受けることを願う」と曖昧な態度を堅持した。他の議員も皆「意見はない」とばかり述べた。放送局記者出身のある議員は、「進歩のメディアでも批判が多いが、どう思うか」という質問に対し、「意見はない」と答えた。別の放送局出身議員も「お話するのは難しい」と言った。国民の力の李達坤議員は「記者生活をした人が法案に同意するとしたら、それは井戸に唾を吐いて行く人」と述べた。

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