【社説】韓国大統領選を控えて言論の自由を封じようとする与党の傲慢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.11 13:32
先日就任した鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)放送通信審議委員長の政治的偏向性に対する懸念は現実になった。放送通信審議委の与党優位構造(9人のうち政府・与党側6人)で委員長になって出した第一声からそうだった。政派的であるうえ執行の意志も露骨だった。
鄭委員長は就任の言葉で「表現の自由、言論の自由という名の下でいかなる責任も負わず、嘘と偏向、歪曲を繰り返す行為に対しては、委員会に与えられた責務を躊躇せず果たさなければいけない」と述べた。また「防疫政策とワクチン接種に対する根拠のない不安感を助長する、いわゆる『フェイクニュース』と呼ばれる虚偽操作情報、嫌悪表現が無分別に流通してきた」とし「委員会の責務と課題が何であるか、深い議論が必要な時点」と述べた。