【コラム】人道主義危機のアフガン…「難民・貧困・麻薬」の地獄の扉開かれてしまうのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.18 14:18
アフガニスタン(アフガン)のイスラム主義武装勢力「タリバン」が今年5月から全国の都市を順に占領し、8月15日はついに首都カブールに入城した。米軍が4月に軍撤収を発表してから4カ月のことだ。アフガンのアシュラフ・ガニ大統領は国外に逃亡した。米軍は離れたが、もう来ない。
イスラム法(シャリーア)と中世社会規範を追求するタリバンがこの国の新たな支配権力になった。女性の人権を制約するタリバンがアフガン全域を掌握すると西欧世界は懸念の声をあげている。アフガンはタリバンの登場で社会の雰囲気が「世俗的」から「教祖的」に変わる可能性が高いが、すでにイスラム法による統治を追求する「イスラム共和国」だった。