文在寅政権のメディア政策、チョ・グク元法務部長官スキャンダル前後に急変した(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.17 11:34
チョ・グク元長官支持者が行った瑞草洞(ソチョドン)でのろうそくデモでは「メディア改革」が民主党熱烈支持層の核心スローガンに浮上した。この時から民主党議員の携帯電話とSNSには「早くメディア改革に着手せよ」という注文が絶えなくなった。支持層の要求には民主党議員・元議員も前向きな返事をした。瑞草洞で最後に開かれた9回目のろうそくデモ(2019年10月12日)で演壇に上がった崔敏姫(チェ・ミンヒ)元民主党議員は「メディアは権力批判が使命といいながらなぜ検察は批判しないのか」と問い、「検察改革の次はメディア改革」と叫んだ。
こうした瑞草洞ろうそくデモの流れは翌年に「辛口民主党」を自任する「開かれた民主党」の創党につながった。開かれた民主党は最初から検察・メディア改革を核心価値に掲げた。文在寅政権で青瓦台報道官を務めた金宜謙(キム・ウィギョム)議員は2020年3月に開かれた民主党比例代表出馬記者会見で「大統領にかみついたり社会の対立と分裂を増幅させる記事がとても多かった。メディア改革を成し遂げたい」と明らかにした。金議員は現在メディア仲裁法を審査する文化体育観光委員になった。