【コラム】K防疫は文大統領のカード
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.15 11:51
新型コロナは蚊なのか、ふとそのような考えになった。隠れていたが夜になると出てきて血を吸う蚊のように、新型コロナも午後6時以降に感染力が高まるのだろうか。もちろん、違いはある。蚊は集まっている人の数、また同居の有無や知人関係まで問いただして刺すほど頭は良くはない。全国民主労働組合総連盟(民主労総)だからといって恐れて遠くに逃げたり、逆に太極旗部隊の血のにおいを嗅ぎ分けて標的にすることもない。無差別な攻撃だ。
しかし韓国政府が把握しているコロナは特定状況、あるいは特定勢力に限り脅威となる。たとえば午後6時が過ぎれば数百人が乗る地下鉄の乗客は決して攻撃しないが、タクシーを一緒に乗った3人の乗客には無慈悲な浸透力を誇る。お互い知らない人なら隣の席に座って食事をしても放置するが、血縁・地縁でからんだ関係なら2人を超える瞬間すぐに識別しては絶対に許さない。何よりも最も決定的な違いは、蚊は大統領も刺すことができるが、コロナは大統領に近づくこともできないのではないだろうか。