「北朝鮮、ワクチン支援望むがアストラ製は不安から拒否…中国製にも不信」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.11 12:59
北朝鮮がアストラゼネカ製ワクチンの副反応を懸念し、COVAXの支援を拒否して安全性が検証された別のワクチン支援の可能性を打診しているという主張が提起された。国家情報院傘下の国家安保戦略研究院は9日にソウル市内のホテルで「北朝鮮情勢ブリーフィング」を主題に開いた懇談会で、「北朝鮮は新型コロナウイルスワクチン導入を推進中だが現在確保したものはない」としてこのように明らかにした。
ワクチンの共同購入と配分に向けた国際プロジェクトであるCOVAXは3月に北朝鮮向けにワクチン約199万回分を配分し、このうち約170万回分を5月までに伝達する計画だった。だが北朝鮮がアストラゼネカなど特定のワクチンを拒否したためまだまともにワクチン支援がされていないというのが研究院の説明だ。北朝鮮は2019年に韓国政府がインフルエンザ治療剤であるタミフル20万人分を支援しようとした時も幻覚症状などの副反応を懸念しこれを拒否した。