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【コラム】X、Y、Z…ファイル=韓国第20代大統領選挙戦開幕

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.07.04 12:18
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2022年3月9日に行われる第20代大統領選挙戦がいままさに開幕した。京畿道(キョンギド)の李在明(イ・ジェミョン)知事と尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長ら与野党の有力候補が相次いで出馬の意向を示し、大統領選挙レースに本格的に飛び込んだ。今後8カ月ほどにわたり激しく繰り広げられる鋭い攻防が民主主義の祝祭の場になるのか、そうでなければ国を二分する乱闘場になるのかは各党の候補らと有権者にかかっている。

ところが出だしから尋常でない。市中に出回る「尹錫悦Xファイル」に出てくるという「ジュリー」をめぐりすでに乱打戦が始まった。これは大統領選挙の非現実的なドラマの始まりにすぎないだろう。Xファイル騒動は必然的にYファイル、Zファイル…に拡散するのはほぼ明らかに見える。党内選挙戦だけでなく与野党間の本戦でも「ファイル戦争」はさらに火が付くだろう。

 
大統領候補が徹底した検証を経なければならないというのは至極もっともな話だ。その過程で候補個人や家族の私生活がひとつひとつ暴かれるだろう。特に韓国大統領選挙ではさらにそうだ。尹前総長の妻の母が療養給付金の不正受給容疑で2日に実刑を宣告され法廷拘束されたことと、妻のキム・ゴンヒ氏が株価操作加担疑惑捜査を受けていることも検証に大きな影響を及ぼすだろう。

問題は「そうでないならいい」という形の無差別的暴露、時には虚偽をわざとまき散らすマタドールが大手を振るうということだ。うわさはまた別のうわさを量産し、検証もされないまま新型コロナウイルスのように拡散する。各陣営の熱血支持者は事実かどうかを問わず相手方候補のスキャンダルをそのまま信じたがる傾向が強い。典型的な政治後進国選挙スタイルと言わざるを得ない。

生死決断式の選挙戦は政治家だけでなく国民と国の両方を不幸の道に落とし込むだろう。けなして、かみついて、相手方候補の中傷と泥仕合にばかり熱を上げる低質な選挙運動を行って敗北を自ら招くことになるだろう。「政治家の、政治家による、政治家のための」大統領選挙になってはならない。われわれは4月のソウル市長補欠選挙の時もネガティブだけでは選挙で勝てないという事実をはっきりと見なかったか。

過去に情報機関を総動員して候補らの粗探しをして陰謀を作り出したことをこの期に及んでまたしたならば深刻な逆風を浴びるだろう。だれでも正当な根拠とファクトに基づいて正々堂々とした審判を受けなければならない。

特に今回の大統領選挙戦には尹前総長、崔在亨(チェ・ジェヒョン)前監査院長ら政治の新人が多く出馬する。何より彼らの政策とこれを遂行できる政治力が徹底的に解剖されなければならないだろう。

国民は正しく知りたい。ベーシックインカムが本当に私たちに必要で、実現・持続可能なものなのか。所得主導成長政策を継続するのか、最低賃金は上げ続けるのか。脱原発政策は継続するのか、検察捜査権の完全剥奪は継続して押し進めるのか。不動産供給は増やすのか、そうでなければ規制をさらに強化するのか。財産税と総合不動産税、譲渡所得税はどのようにするのか、所得税と法人税はどのようにするのか。雇用が減り住宅価格・伝貰価格は暴騰し目の前がよく見えない未来世代にビジョンを見せるX政策、Y政策、Z政策…を知りたい。

こういうことが候補らの私生活よりさらに重要だということはあまりにも当然だ。前回の大統領選挙では「ろうそく」と弾劾に覆われ、こうしたものをまともに検証しなかったためにいま国民がこのように苦痛を受けているのではないのか。

どんな手段を使っても政権さえつかめば良いという権力至上主義は国を滅ぼすことになるだろう。来年3月には過程と結果ともに勝利した堂々とした次期大統領を楽しい気持ちで祝賀してあげられるファンファーレが鳴らせることを期待してみる。

カン・ギョンファン/総括エディター

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