【社説】見栄え重視で繰り返される大統領行事のミス=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.17 10:55
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の欧州歴訪日程の儀典および広報に関連して批判が相次いでいる。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は毎回、実務者のミスだと弁解するが、度重なるミスは偶然の反復でなく必然的な理由があることを意味する。
青瓦台は文大統領夫妻がオーストリアの宗教施設を訪問した事実を伝えるソーシャルメディアにオーストリアの国旗でなくドイツの国旗を掲載した。これを指摘するコメントが相次ぐと、あたふたと修正して「青瓦台の夜勤者のミス」と釈明した。小さなミスのように見えるかもしれないが、国賓訪問を受け入れたオーストリアの立場では極めて不快なことだ。2018年11月のチェコ訪問当時、青瓦台の公式英文アカウントに、すでに25年前に連邦解体と同時に消えた国号「チェコスロバキア」と表記した事例に匹敵するほどの欠礼だ。