【時視各角】これほど多くの天下り人事はなかった=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.16 12:01
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今では特戦司と呼ばれる空輸部隊で兵役を終えた。落下傘(パラシュート)を担いだ一枚の写真は非常に印象的だ。特戦司は有事の際、敵の後方に浸透して施設の破壊と要人暗殺・拉致、人質救出など特殊作戦を遂行する。訓練を控えて遺言を書く場面をユーチューブで見たが、粛然としていた。国民を守るために命を捧げる覚悟がなければ務まらない。国軍の日には特戦司がパラシュート降下とともに撃破などの訓練が報道され、国民にもその任務が広く知られている。
パラシュート降下は陸海空全方位任務の中でも最も特戦司らしい象徴に挙げられる。パラシュート降下をするためには3週間の基本空輸訓練から受ける必要がある。同じ動作を数万回繰り返す。風のために目標地点から外れるなど変数があまりにも多い。うまく降下しても、その地点で敵が待ち伏せていることもある。文大統領がどれほどパラシュート降下をしたかは分からない。しかし特戦司で服務しただけにパラシュート降下がどれほど危険であるかはよく知っているはずだ。飛び降りる時にバラシュートに命を預けるためだ。