韓国裁判所「徴用労働者像モデルは日本人と信じるほどの理由ある」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.31 15:41
大田(テジョン)市庁前など全国各地に設置された徴用労働者像は「モデルが日本人と信じるほどの理由がある」という趣旨の判決が下された。
法曹界によると、議政府(ウィジョンブ)地裁高陽(コヤン)支部は28日、労働者像を彫刻したキム・ウンソン氏-キム・ソギョン氏の夫婦が、「徴用労働者像は日本人をモデルに作った」という虚偽事実を広めて名誉を毀損されたとしてキム・ソヨン元大田市議員(弁護士)を相手取り提起した損害賠償請求(6000万ウォン、約592万円)訴訟を「理由がない」として棄却した。
裁判所は「2019年3月ごろ、小学校の教科書に掲載された徴用労働者像の写真の主人公は日本人と明らかになったという記事が何度か掲載された点、この教科書に掲載された日本人労働者の写真と徴用労働者像の人物の容貌的特徴が非常に似て見える点などから、モデルが日本人だと信じるほどの理由があったとみられる」と判断した。この写真は2014年から17年まで韓国史7種類の教科書に「朝鮮人強制徴用」などと題して掲載された。