スペイン「1次AZ、2次ファイザー接種したら2倍以上の効果」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.20 08:49
アストラゼネカ(AZ)の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンで1回目の接種をし、ファイザー-ビオンテックのワクチンで2回目の接種をしても安全で効果があるという研究結果が出た。スペイン国立カルロス三世保健院がAZワクチンで1次接種をした18~59歳のボランティア670人を対象に交差接種実験を行った結果、高い効果と安定性がみられたとロイター通信が18日、報じた。
研究所はボランティア全員に対して1回目にAZワクチンを接種した後、8~12週後450人に対して2回目はファイザーワクチンを接種し、残りの対照群にはワクチンを接種しなかった状態で、2つの集団を比較した。その結果、2回目にファイザーワクチンを接種したグループでは、新型コロナ抗体の一種であるIgG抗体が対照群よりも30~40倍高く現れた。また、新型コロナウイルスを無力化する中和抗体も7倍増加した。この結果は1・2回目ともAZワクチンを接種した人よりも2倍以上高い効果だ。AZワクチンとファイザーワクチンの交差接種実験参加者のうち、副作用を訴えた事例は1.7%にすぎず、どれも深刻な水準ではなかった。