韓国政府が植え付けた「アストラゼネカ不信」…「大統領が先に打て」ブーメラン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.23 08:47
新型コロナウイルスワクチンの接種が4日後に迫った。26日にアストラゼネカ、27日にファイザーのワクチン接種が始まる。待ち望んでいたワクチン接種が目前に近づいたが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領のアストラゼネカワクチン1号接種議論に権徳チョル(クォン・ドクチョル)保健福祉部長官の公正性毀損の主張が出てきて議論が加熱している。これによりワクチンへの不安感が拡大する様相だ。
韓国政府は20日、療養院・療養病院従事者、新型コロナウイルス対応医療機関の医療陣の90%以上がワクチン接種に同意したと明らかにしたが、6~7%は同意しなかった。同意した人も26~28日に全員が接種するかは未知数だ。
一般国民の不安な見方は相変わらずだ。韓国社会世論研究所が22日に韓国交通放送の依頼により19~20日に満18歳以上の1020人を調査したところ、「順番がくればすぐに接種したい」という回答は45.8%だった。「接種を先送りして状況を見守りたい」という回答者が45.7%、「摂取しない」が5.1%だった。ワクチン導入と接種準備体制に対する政府への信頼度と関連しては、回答者の55.8%が「信頼する」と答え、41.1%は「信頼しない」と答えた。