韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領の国政遂行に対する肯定的な評価が２週連続３０％半ばを維持したという世論調査結果が１７日、発表された。与党「共に民主党」と野党第１党「国民の力」の支持率は９週連続誤差範囲外で「国民の力」が上回った。

リアルメーターがこの日、ＹＴＮの依頼で１０日から１５日までの５日間、全国の成人２５１４人を対象に実施した世論調査で、文大統領の国政遂行について肯定的な評価をした回答者は先週と同じ３６％（「非常によい」１８．３％、「よい」１７．７％）だった。

否定的な評価は前週より０．２ポイント上昇した６０．５％（「非常に悪い」４５．２％、「悪い」１５．３％）で、肯定的な評価と否定的な評価の差は２４．５ポイントで誤差範囲外だった。「分からない・無回答」は３．５％。

地域別には大田・世宗・忠清（４．８ポイント）、仁川・京畿（４．３ポイント）で肯定的な評価が増えた。しかし釜山・蔚山・慶南（５．１ポイント）と光州・全羅（４．１ポイント）では否定的な評価が増えた。

年齢別には３０代（６．０ポイント）で肯定的な評価が増えたが、６０代（３．０ポイント）と７０代以上（３．１ポイント）では否定的な評価が増えた。

政党支持率は「国民の力」の支持率が先週（３５．３％）より０．１ポイント高まり、先週（３０．２％）３０％台を回復した「共に民主党」は小幅下落して２９．９％となった。両政党の支持率の差は５．５ポイントで、９週連続で誤差範囲外。

このほか「国民の党」が６．６％、「開かれた民主党」が５．８％、「正義党」が４．８％、「基本所得党」が０．６％、「時代転換」が０．５％だった。「支持する政党がない」という回答は１３．９％。

今回の調査は無線電話面接（１０％）に無線ＡＲＳ（８０％）・有線ＡＲＳ（１０％）を混用して実施された。全国１８歳以上の有権者４万３８８３人に電話をして２５１４人が回答し、応答率は５．８％だった。標本誤差は９５％信頼水準で±２．０ポイント。調査の詳細内容はリアルメーターまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。