<どうなる韓米首脳会談・下>韓日米の協力復元…「韓日カウンセラー」バイデン氏、再び始動(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.13 07:22
申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使は「米国の対中牽制(けんせい)政策の一つの軸は韓米および日米同盟を基盤とする韓日米3角協力であり、もう一つの軸は日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)」とし「韓日米協力で北核問題の優先順位は従来よりも下がり、米国は対中政策の大きな枠組みの中で北朝鮮を扱おうとするだろう」と分析した。
韓国政府が2017年高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の配備以降、韓中間の葛藤縫合のために中国に明らかにしたいわゆる「三不立場」が手足を縛る鎖として作用している側面もある。韓国政府は当時▼THAADの追加配備を考慮せず▼米国主導のミサイル防衛(MD)体系に参加せず▼韓日米安保協力を軍事同盟に発展させず--など3種類の立場を公表した。ある外交消息筋は「その時から中国は、韓国側が韓日米協力強化の必要性に言及するたびに、約束と違うのではないかというふうに不満を表した」と紹介した。